私たち夫婦は途上国のB国で、人工授精をうけることに決めました。その記録をつづっていきます。(日本人があまり多くない国ですので、国名伏せています)
病院を決める
まず近くの病院や不妊治療専門クリニック調べました。たくさん病院はあるのですが、成功率をホームページで明記している病院は見つからず。
車で15分ほどの不妊治療専門クリニックに行ってみることにしました。
決め手は、タイムラプスがある施設であり、医師の多くが、イギリスの資格を持っているとありました(100%は信じていない)。
途上国なので、先進国での経験がある医師をと思っていたのです。
コンサルテーション(前周期)
無料コンサルテーション→治療の周期に進む仕組みです。
コンサルテーション時のポイントは、過去の検査結果や治療歴を英語翻訳して持っていくこと。コピーして自分で英訳をつける程度で良いと思います。
コンサルテーションでは、日本の医師との違いについて気をつけて聞きましたが、問診にあまり違いはありません。治療歴やどれくらい住む予定か聞かれました。
1つ印象に残ったのは、「いとこ同士かどうか」という質問。新興国・途上国ではいとこ同士の結婚が多いのだと思います。
これまでに3回採卵したものの、胚移植してないことを伝えると「えっ、なんで?!」みたいなことを言われました(6日目初期胚盤胞とかで質が伴わなかった)。
私たちからは人工授精(IUI: Intrauterine Insemination)希望を伝えました。
「血液検査と精液検査を見て実施できるか決めます」と言われました。精子の状態によっては難しいわけで、そりゃそうかと納得し、少し信頼感が増しました。
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面談室 想定していたよりは綺麗 |
血液検査(Day2)
月経がきたので血液検査・超音波と夫の精液検査をしました。
領収書には「Baseline(ベースライン血液検査)」となっていて、項目も日本と変わらず。FSH, LH, プロラクチン, TSH, 風疹抗体, AMH, ビタミンD でした。
FSH 12.5, LH 6.7でした。FSHは日本でさらに高い値だったこともあるので、私としては頑張ってるほう。
超音波検査は卵巣嚢胞がある左側は見えず、右側の小さい卵胞(Number of Follicles)は「5-6個」とのことでした。
夫の精液検査は、精液量と運動率が基準以下でした。とにかく2人で明るく頑張ろうと決意。
卵巣刺激の開始(Day3)
担当医師Dr. TBとの面談。検索するとイギリスの婦人科医のプログラムを複数修了しているらしい。感じの良い女医さん。
「左側に嚢胞があるので出来れば右側を育てたい」「左側痛むかもしれないけど了承してくださいね」「薬を飲んで、たんぱく質とって、身体は冷やさないように」と言われました。
処方されたのは、レトロゾール2.5mg×2錠×Day3から7日間でした。日本ではクロミッドやフェマーラは過去の治療でDay5から5日間でした。
B国では結構早く飲み始めるんだなと思ったのですが、日本では基本的に1回に5日分しか処方できないという事情のようです。
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