B国で治療を始める前にも、私(妻側)が日本に一時帰国し、体外受精を行っていました。
夫と離れること
私は日本一時帰国から滞在を延伸し、体外受精を行うことになりました。
1月に日本にきて10日間ほどのはずが、その後2回の採卵のため、4月まで日本に滞在することになりました。
こまめに連絡してくれる夫なのですが、実家にいる時は毎日はビデオ通話はできないし、寂しくて泣いたこともありました。
自分の居場所がないと感じる
ただの役所の手続きではありますが、住民税を収めておらず、助成金等は対象ではなく、マイナンバーカードも無く(出国時返納させられる)マイナ保険証には乗り遅れ、私の居場所はここではない...と感じました。
幼い子のいる弟の家(病院のある東京)や、実家(離れてる)に世話になりましたが、皆それぞれの生活があります。
不妊治療の他にも自分で日本滞在の楽しみやタスクを持っておくのが必要だと強く思います。
私の場合は休職中なので大学院の勉強でごまかしつつ(別に日本じゃなくていいんだけど)、友人や同僚に会ったりしました。海外で必要なものの買い物も行きました。
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身体ぽんこつ感
夫の相手は婦人科系ぽんこつな私で良かったのか...。実両親にも、義理の両親にも、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
もちろん全員が「あなたがいい」「無理しないでいい」と言ってくれることは分かっています。でも、どうしても考えてしまう。
私はアニサキスを胃に抱えて1日半我慢したくらい(笑)痛みに強いと思っていたのですが、子宮内膜症の痛みもかなり辛い。人生辞めたい(大げさ😅)とか言っちゃうこともありました。
お付き合いの期間もめちゃくちゃ楽しかったので、後悔というわけではないのですが。
昭和な両親
妊娠しにくいとはあまり理解していないようで、"ふつう”の家庭の良さを主張されました。
両親はもともと、私が留学したり海外生活をしたりするくらいには「広い視野で」と言って育ててくれました。
しかし、歳をとると少し保守的になるのかもしれません。"ふつう”が1番だと思う、と繰り返し言っていました。
それは、海外に出ることなく日本で(親の近くで)、子どもが2人くらいいて、特に目立つ職業でもなく、幸せに暮らすことを指します。
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きょうだいの中で一番それに当てはまりそうなのが妹で、実家からそう遠くないところに家族4人で暮らしています。
近況連絡もよくしているほうだと思います。
妹のことを指して満足そうに「一番ふつうでいいよね」みたいに言われた時は「ふつうって何よ」と悲しくなりました。
少年少女よ大志を抱け、みたいな育て方したのはお母さんだよ?
今まではどこかで、親は自分のことを一番よく分かってくれる味方だと、ずっと信じていたから。親が永遠に自分の前を走ってくれるわけではないんだな、と。
もちろん、親の気持ちが分からないわけではないのですが...
まとめ
- 夫と離れる覚悟をもつ(1人を楽しめるとよい)。連絡はこまめに。夫にはとにかく応援、気持ちのサポートをお願いする
- 不妊治療以外に日本滞在の楽しみやタスクを持っておく
- 自分の身体を責めないこと(不妊は治療が必要な疾患!)
- 両親・家族宅に居候する時は適度な距離を見極める(不妊治療伝えるのもありかも)
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